順番が違うと必ず間違う!相続税計算のコツと具体的方法
あなたは相続税をいくら支払わないといけないのか?
相続税の計算は単純に相続財産に税率を掛けてだせるものではありません。
一見すると複雑そうですが、丁寧に手順をちゃんと踏めば簡単に相続税をだすことができます。
1.概算で相続税を知りたい
正確な計算で相続税を求める前に、概算で相続税の額を知りたい方は「相続税の計算が1
分でできる無料シミュレーションソフトまとめ」から計算ソフトを使って算出できます。
ただ、概算はあくまでおおよその数字なので、正確な相続税を求めたら相続税の支払い額が100
万円以上も違うということもよくあります。
いざ支払いのときに予想を上回る税金を納めることになったということがないように後々、
正確に相続税の計算を行ってください。
2.相続税を計算するときの一番のポイント
それでは、相続税の正確な計算方法をご説明します。
相続税の計算で一番キモとなるポイントは、難しい計算をすることではなく計算の手順に
あります。
特殊な手順を踏むため「2000万円の土地を相続したから100万円の相続税がかかる」
というような単純な計算では正確な相続税をもとめることはできません。
3.相続税を求める計算方法と手順
以下の手順に従って相続税を求めます。
① 相続税が課税される財産額を算出
相続財産を全て合計してから葬式費用や各種特例、控除額などをすべて引く
② 仮分配
①の額を「いったん法定相続分で相続したと仮定して」1人1人に財産を仮分配する
③ 相続税率をあてはめる
②の1人当たりの仮分配額から税率が決定する
④ 相続税の総額を算出
②で分けた各相続財産に③の税率をあてはめて合算
⑤ 一人一人が支払うべき税額が決まる(本分配)
④相続税の総額を実際に相続した割合に従って各相続人に分配
相続税率とは?
④の相続税率とは国税庁が定めた税率です。税率は下記のように定められています。
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